相変わらずまったく状況が理解できていない私。昨日で自分たちの出番は終わったのだが、今日は昼間からどこかに出かけるらしい。とりあえず言われたとおりに来たバスに乗った。
バスの中の会話で状況がわかってきたのだが、これからイベントが行われている地元に住んでいる人たちとの交流イベントに参加するらしい。せっかく各国から多才なミュージシャンを呼んでいるのだから、地域の人たちと交流させようという考えだ。
ある地域に到着すると、そこには地域のバンドが準備万端で待ち構えていた。会場は道端。オレンジ色のTシャツユニホームを来た子供たちがキューバ人のミュージシャンが来るということでわくわくしている。そして程なく道端セッションが始まった。本気に期待してくれていると本気でこたえるのがキューバ流。一生懸命演奏する子供たちに「ここはこうだ」とか「それいいぞー」とか、熱心に教えながら自分たちも盛り上がる。
ひとしきり演奏、歌い、踊り、昼ごはんをご馳走になり、酒を振舞われ、上機嫌はとまらない。帰りの車の荷台ではイグナシオ叫びながら太鼓を叩き出し、
宿についてからは、ぺぺが「ルンバをやるぞ」と言ってビール屋の軒先で歌いだした。通りがかりの人が珍しそうに眺めているのを捕まえ、お前もやってみろとその場で教えて叩かせる。
爆発する感情は周りを巻き込み、さらに盛り上がるのでした。